プロフィール
- 転職時年齢:30代半ば
- 卒業大学:国立大学文系学部
- 前職の経験:大手日系企業→総合ファーム
- 転職先:戦略ファーム
- 給与はあがったか:横ばい
- 英語レベル:TOEIC 930
選考対策
対策を始めてから内定受諾(転職活動が終わる)まで3か月程でした。
私の性格から長丁場だと気持ちが薄れるのと30代半ばといった年齢から、短期決戦で決着をつけようと考えました。
まず、ケース対策の期間は面接を受けるまで1.5カ月程で、田中さんとの講座で中心に行いました。同時に、田中さんとビヘイビア対策も進めました。短期間で仕上げる必要があったため、田中さんとの面談を2~3回/週で進めました。
なお、職務経歴書は前回転職した際(大手日系企業→総合ファーム)に1度作成し、今の職場でも年1回の頻度で更新しており準備は出来ていました。
選考にアプライして内定受諾するまでは2か月程でした。
戦略ファームを目指した動機
(1)投資判断に近い仕事で自分の力を高めたい
新卒では大手日系企業(JTC)に入社しました。営業や投資業務に関与する機会があり、より専門的に力を磨きたいと考えて総合ファームに転職しました。
しかし、所属先の総合ファームのチームではチャレンジしたいBDDは成長戦略といった案件は機会が限られていました。ファーム内にあるBDDを専門的に行うチームへの社内異動も考えましたが、転職と同じ位ハードルが高いのが実情でした。ならば戦略ファームへの転職に挑戦しようと考えました。
(2)CXOアジェンダに取り組み日本企業のプレゼンスに寄与したい
現在の総合ファームでの案件は、CXOアジェンダといった上流の決め事が固まった後のPJTに取り組むことが多いです。実際にPJT取り組んでいると、「このPJTに関連するCXOアジェンダは、どういった背景で決まり、なぜ取り組んでいるのか?」と疑問に思う事も多くありました。そういったことを突き止めたくもなり、CXOアジェンダのPJTといった上流案件の機会がある戦略ファームに挑戦したいと考えました。
大手日系企業(事業会社)からコンサルに転職して活きたこと、苦労したこと
(1)活きたこと/クライアントフェイシング
クライアントフェイシングは何ら問題なく取り組めました。前職では営業の際に、毎日顧客と接したり、1人で営業をかけにいったりと厳しい場面も多かったです。その経験もありコンサルに入社してからクライアントとのコミュニケーションでは困る事はありませんでした。また、所属の総合ファームやクライアントからもコミュニケーションで評価を受けていました。
(2)苦労したこと/納期にアウトプットする大変さ
一方で、コンサルは良く悪くも受注した案件で納期までに必ず資料等の納品物が必要になります。前職の営業では、受注確度の高い顧客に幅広く接すればよかったですが、コンサルはプロジェクトを受注すると逃れられない大変さを感じました。
案件を進める中で「筋が悪そうだな…」と内心抱いても引き返せず、何かしら形にしスタンスをとって言い切る大変さを感じました。現職(総合ファーム)でマネージャーにプロモーションした後は、顧客への提案段階で目的・実現可能性を見極めて案件獲得することを最重要にしていました。
コンサルファームでの振舞い方
私は現在の総合ファームでも、そもそも挑戦したい案件があり、大変な案件でも自分の望む方案件に取り組むのが踏ん張れると考え、入社してから上長に志望する案件を積極的に伝えていました。
とはいえ、入社当初は新しい職場での人間関係や仕事の動き方を覚える必要があったので、マネージャーやパートナーからの要望に沿い、まずは認めてもらうようにしました。人手が足りない炎上案件で踏ん張り信頼を積み重ねました。入社から半年程経つと、仕事の進め方や人間関係での信頼が出来初め、そこから自分の志望する案件を伝えてアサインしてもらうようにしました。
そういった姿勢もあってか、比較的早いタイミングでマネージャーにプロモーションすることが出来ました。マネージャーにプロモーションした後はストレッチしていた面もあり、大変な場面も多かったですが、自分が志望する案件に取り組みやすくなったので、私には適した仕事の取り組み方だったと思います。
前回の転職活動(大手日系企業→総合ファーム)を踏まえ、今回の転職活動(総合ファーム→戦略ファーム)で気を付けたこと
志望する案件に入れる機会があるか注意深く確認しました。現職の総合ファームに入社する際、前職の大手日系企業では多忙であったこともありコンサルの業界調査をあまりせず早い段階でご縁のあった現職に入社を決めてしまいました。
いざ入社して蓋を開けてみると、組織事情で挑戦したい案件の機会が限られ苦しい思いをしました。今回の戦略ファームへの転職活動ではそうならない様に確認しました。
自分が目指したい方向や取り組みたい案件は明確でしたので、面接時からその意向を伝えファームとのフィット感を確認していました。ファームによっては面接官から「弊社だと、ミスフィットしているのでは?」といった指摘も受けましたが、そうであれば転職する気はありませんでしたので、よかったと考えています。
戦略ファームの選考対策で苦労したこと
(1)構造化した話し方
前職の大手日系企業での営業部門では比較的ナラティブに話す文化があり、状況に応じて柔軟にコミュニケーションを取る場面が多くありました。また、顧客との関係構築を重視したコミュニケーションにも慣れていました。
加えて、所属先の総合ファームではPMO案件が比較的多く調整業務が多かったので、クライアントに寄り添ったコミュニケーションで円滑に対応出来ていたと思います。
一方で、戦略ファームの選考では、面接官の話し方や面接のやり取りでも構造化して伝える様にとリクエストもあり、これまでの業務とは異なるコミュニケーションの取り方が求められました。事前に田中さんから構造的な伝え方を重点的にフィードバック頂いており助かりました。
(2)仮説・検証のスピード感
現職の総合ファームでは比較的PMO案件が多く、スケジュールを引きタスクに落としたり、調整が多かったです。
一方で、戦略ファームでは特定のイシューに対して、即座に仮説を作りフィジブルかどうか検証していくのが基本的な仕事の進め方になると思いますが、そういった考え方は一定期間特化して訓練しないと身につかないと感じました。本番のケース面接のやり取りでも、そういった面が求められると感じました。
一口にコンサルと言っても、総合ファームと戦略ファームでは案件の性質が異なるので必要な能力も異なり、違うスポーツだと感じます。
戦略ファームの選考対策でしてよかったこと
ビヘイビア対策を重点的にしたことです。
20代といった若い程、ケース面接で頭の回転等を評価しポテンシャルを測ると思いますが、私の様に30代半ばになるとケース面接だけでは勝負出来ないと考えていました。自分が面接官の立場でも30代半ばと20代の候補者でケースの出来が同じ位だと、若い人を採用したいと思います。
なので、私はビヘイビアでの訴求が勝負になると考えました。これまでの生き方や将来の目指す像、それらが戦略ファームと親和する点の訴求に注力しました。
田中さんからも、私のバックグランドを踏まえて、戦略ファームに内定するにはケース対策だけではなく、ビヘイビアに注力する重要性を示していただき納得感を持てました。田中さんから、ケース対策に閉じず、「どうすれば、オファーに近づけるか?」といった俯瞰した視点でアドバイスいただけのが大きかったです。
戦略ファームの選考対策でもっとやっておいた方がよかったこと
戦略ファームへの転職活動をもう少し早く始めておけばよかったです。
良くも悪くも総合ファームでマネージャーにプロモーションした結果、広い観点ではキャリアの幅が広がったと思う一方で、戦略ファームの転職活動では選考の敷居が上がったようにも感じました。
コンサルと一口に言っても、総合ファームと戦略ファームでは扱う案件が異なり別種目と私は感じます。そのなか、戦略ファームの選考では容赦なく「マネージャーとしてどの位パフォームしそうか?」といった観点で評価されていると感じました。
戦略ファームを目指すならば、マネージャーにプロモーションする前のスタッフの段階で転職活動した方が「選考のハードルは比較的低かったのでは?」とも思います。
コンサル転職対策道場を申し込んだ理由
戦略ファームを目指そうと考え短期間で調べていくなかで田中さんの講座を見つけました。
なかでも、過去の体験記を見て、「指導の丁寧さ」にも惹かれましたが、「転職経験がご自身でもあり、キャリアを積まれている方に支援をしてもらいたい」と考え申し込みました。
実際、初回面談を受けて田中さんの丁寧なフィードバックや人柄のイメージにギャップが無かったことや、短期間での対策の見立てを提示いただき対策のロードマップが具体的にもてたので継続をお願いしました。
コンサル転職対策道場のよかったところ
(1)ビヘイビア対策で自分の訴求点が明確になった
田中さんから、「xxさんのバックグランドだと、ビヘイビアが鍵を握ります」と提案をいただき重点的に取り組みました。
自分一人でやっていれば、「自分はしょうもないキャリアだな…」と自信の無い人間で伝わっていたか、逆に自信満々のよく分からない人として仕上がってしまったと思います。
田中さんとキャリアや将来像を棚卸し、客観的な視点で訴求する点を整理できたのは本当によかったです。選考を受ける中で行った田中さんとの振り返りでも毎回「何のために転職するか」、「選考でどんなプロジェクトをやりたいか」、「その先で何をしたいか」を都度整理し固めていきました。
「自分はこういった人間」とビヘイビアを固められると、「後はケースをやれば問題ない」と覚悟が決まるので、ビヘイビアに1㎜の不安を残さない様に仕上げるのは重要かと思いました。
(2)選考を振り返り、チャンスに目を向けられた
ケースやビヘイビア対策も丁寧で勿論よかったのですが、本番が始まっての選考の振り返りを都度お願いしてチャンスに目を向けられた事が良かったです。
私の場合は、1.5カ月といった短期間の対策だったので、選考を受けながら同時並行で成長が必要でした。田中さんとの選考の振り返りで改善点が浮き彫りになり、次の選考に繋げられました。
正直、選考でのやり取りがいまひとつであったり、ご縁が無かった選考は振り返りたくなかったですが、田中さんとの面談の場があることで振り返りができ残っていたチャンスを諦めずに繋げられました。
また、選考終盤で第一志望群のファームから立て続けにお見送りが来たとき、「やはり戦略ファームの転職は叶わないのか…」と本気で思いました。面接を振り返る気力も湧かず、正直「このまま転職活動を終わらせようか…」とも考えがよぎりました。
ただ、田中さんとの面談で、「確かにご縁が無い事は辛いですが、選考が残っているファームのチャンスは真っさらにあるので、そこに目を向けないともったいないですよ。ご自身の中で、可能性を狭める必要はありません」とメンタル面でもフォローいただき、チャンスに目を向け内定先の戦略ファームに注力出来ました。
(3)オファーから内定受諾迄の意思決定のサポート
大手日系企業から現在の総合ファームに転職してみると、志望する案件とファーム内で取り組める案件がミスフィットしていた面もあり、次の職場で同じ轍を踏まないかと疑心暗鬼になっていました。そのこともあり、次の転職先ではしっかり自分が描く未来が描けるか慎重に確認したいと考えました。
いざオファーレターを頂くと、受諾する・しないといった0・100の考えになりがちでしたが、田中さんとディスカッションすることで、オファーから受諾迄の期間での確認事項、確認の仕方をクリアーに出来た点は大変助かりました。
田中さんからも「不安な中での意思決定は避けた方がよく、納得した意思決定は入社後のパフォーマンスにも繋がる」といった言葉をもらい、入社後を見据え行動に移せました。オファーレターを受け取ってから回答までの期間で冷静に必要な情報を集められ、納得感をもった意思決定が出来ました。
(4)転職エージェントとの接し方
転職エージェントとの距離感も田中さんから事前にお聞きでき助かりました。転職エージェントはお願いしたことに対して誠実に対応いただけたのでよかったのですが、向こうから確認事項の提案はなく受動的な姿勢に感じました。
そういった期待値を田中さんと摺合せていたので、エージェントに過度な期待を抱かず適切な距離感を保てたと思います。
コンサル転職対策道場をおすすめできる人、できない人
30代以降の人に特にお勧め出来ます。
私の様に30代半ばになると、仕事での責任も大きくなることや家庭の事情もあり、転職活動に割ける時間制約が厳しく精神的な負担も大きいです。
そのなか、田中さんからケースやビヘイビア対策は勿論ですが、私のバックグランドや仕事やプライベートの事情も踏まえて丁寧にサポートいただけた点は大変助かりました。
今後のキャリアのゴール
戦略ファームでCXOアジェンダに取り組み、最終的には事業投資をする企業やPEファンドで、自分が投資での意思決定を行い日本企業のプレゼンスを高めていきたいです。
前職の大手日系企業で海外駐在の機会に恵まれたのですが、その際に日本企業のプレゼンスが国際的に下がっている事を痛感し危機感を持ちました。
また、趣味の集まりで若い人達と話すと、給与が大きく上がらず物価高により生活が苦しくなっている実情もひしひしと感じます。働いている人の幸福度や日本の国力の向上に寄与したいと考えています。
終わりに(これから戦コンを目指す人へのメッセージ)
(1)早めにチャレンジし、30代以降はビヘイビアが重要
戦略ファームでチャレンジしたい気持ちが固ければ早いにこしたことはないです。20代前半でしたら、体感ですがケースの比重が高く徹底的にケース力を高める事が重要かと思います。30代以降になると、キャリアだけではなくプライベートの面でも悩みが深くなることや20代の体力のある方との比較もされます。
なので、ケースだけでなく、これまでの社会人経験を棚卸し、ビヘイビアを重点的に取り組むのが大事になるでしょう。
(2)戦略ファームだけが自分のキャリアを叶えられる業界と思い過ぎない
私も体感しましたが、戦略ファームの選考は全落ちする可能性が普通にあります。
仮に、ご縁が無かった際に人生が閉ざされると思う必要はありません。ご縁がなかった場合は、戦略ファームも1つの業界とみて単にその業界とのミスマッチと捉え、自分を評価してくれる企業で頑張るのがよいと考えます。
30代となると、これまでのキャリアの積み重ねが一定あると思います。今後向かいたい先の解像度を高めて分解していけば、戦略ファームに入社しないと叶えられないことは限られると思います。
私自身、最後の最後は戦略ファームのご縁が難しいと思った際に、現職でのチーム移動や違う道を考えていました。ぜひ、ご自身のキャリアを幅広く捉えたうえで戦略ファームを目指すのがよいかと思います。
